「お、お前ら、学校にチクってやるからな......!」 「あ?...... そういや、そんなこと言ってたな。 なら、...... 言えねえようにその口、塞いでやろうか」 「ひっ......!?」滾らせた炎をそのままに、大股で男に近寄ったジョウ。 俺には聞こえないが、なにか言っているのは分かる。 やがて、悲鳴を上げて男はそこから逃げ出した。「...... なに言ったんだよ」 「別に。 それより、...... 仕事中か?」 「あ、やべっ!ジョウ、説教は後で聞くから」 「...... はいはい。 行ってこい」
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